Evernote 4 for Windows のリリース記念にタグとノートブックの使い方をさらしてみる


Evernote 4 for Windows クライアントがリリースされた記念に自分なりの使い方を書いてみます。特に奇抜な使い方ではないです。タグとノートブックでの分類の違いは階層化できるかできないかです。
使い方は人それぞれあると思います。自分自身の使い方も今後変わっていくだろうと思います。そんなときに過去と比較できるように現時点での自分なりの使い方をまとめました。

環境

3 行でまとめると

ノートブックは少数

ノートブックは「@default」「archive」「memo」の 3 種類。タグで分類するのでノートブックは少数にしました。
基本はデフォルトのノートブック「@default」に何でも放り込みます。メールで言う受信箱の役割です。アットマーク (@) を付けたのはリストの上位に表示するためと、「デフォルトのノートブック」という特殊な役割を強調するためです。
そこからタグ付けをしていって、分類が済んだノートは「archive」に放り込んでいきます。「archive」は名前の通りアーカイブで、すべてのノートの最終的な保存先になります。
「memo」は自分で書きためた情報を保存します。ブログの下書きや TODO などを保存します。デフォルトのノートブックには Web クリップなどの外からの情報が入りますが、「memo」には自分が発信元の情報を入れておきます。

タグ付けは親子タグで

タグの付け方もシンプルで、大分類のタグ (親タグ) と小分類のタグ (子タグ) を作ります。親タグはフォルダのような意味合いで、すべてのノートに親タグを必ずつけます。子タグはオプションで、さらに細かく分類したい場合に積極的に利用します。孫タグは一切利用しません。よほどのことが無い限り孫タグは作らないようにします。孫タグは階層が深くなりすぎて複雑で*1、すべてのノートや親タグに検索をかけた方が目的の情報まで素早く辿れると思います。
なぜノートブックを使って分類しないかというと、ノートブックだけでは不十分 (フォルダ分けできない) な場合があることと、タグとノートブックの両方を使って分類すると、構造が複雑になるためです。「このノートブックのあのタグ」と辿るとき、ノートブック一覧とタグ一覧は別領域に表示されているので辿りにくい。「タグの子タグ」の方が視覚的に辿りやすいです。
タグはあくまで補助的なもので、タグ付けというよりフォルダ分けの意味合いの方が強いです。なので親タグを 2 つ付けたりはしません。

目的の情報にたどり着くには

比較的最近のノートならタグからすぐにたどり着けるかもしれません。しかし古いノートだと簡単にはいかないでしょう。ノートブックに分けたりタグ付けしたりしても、結局最後は検索です。ですからノートの分類はシンプルに。複雑にすればするほど頭を悩ませてタグ付けに時間を使っても、最後は検索するのです。
目的の情報に辿り着く近道は検索です。
使用頻度の高いノートは特殊なタグやノートブック*2で管理するか、「保存された検索」を利用します。

シンプルに

分類で頭を悩ませるのはいやなので、ノートブック 3 つ、タグは最大 2 つまでという風に分類をあえて制限をしてシンプルにしています。
シンプルであれば後で構造を変えるのも簡単です。複雑に考えないようにしていきたいと思います。

*1:孫タグを付けすぎた場合、目的の孫タグがどこにあるかを思い出すのも困難

*2:@ や * などの記号を付けて普通の分類でないことを強調