前回、Windows 7 Beta のインストールに失敗してしまったのでリベンジです。今回も一度失敗しましたが、あきらめずに調べた結果無事インストールできました。その手順を書いておきます。
ハードウェアの構成は前回と変更なしです。M2NPV-VM に Athlon 64 X2 3800+、メモリ 6GB、HDD x 2台 です。
まずは失敗した手順から
- Windows 7 RC の日本語版をダウンロード
- ImgBurn で DVD に書き込み
- コンピューターを再起動し、DVD からブート
- インストールの設定を行う。今回は Vista と Windows 7 のデュアルブート環境に
- インストール ファイルのコピーが始まり、終わると自動的に再起動する
- 「Windows を起動しています」画面のあと、ブルースクリーン。
といった感じで、前回同様の失敗でした。
このあと、生きている Vista を起動し、Windows 7 のインストール ドライブの F:\Windows\Minidump フォルダを開きました。するとそこに Windows のエラー情報が書かれたファイルがあったので WinDbg で開きました。そのファイルの情報によると、nvlddmkm.sys のロード時にエラーが出ていたことがわかりました。nVidia 製のドライバで、不具合があったのかもしれません。ちなみドライバのバージョンは 181.71 と同様のものでした。
これよりも新しいバージョン (Version 185.85) のドライバが nVidia のホームページで公開されていましたので、Windows 7 のインストール時に新しいドライバを組み込むことにしました。
ドライバの組み込み準備
nVidia からドライバをダウンロードします。InstallShield 形式のインストーラーなので Universal Extractor で展開します。そしてドライバを expand コマンドで展開していきます。
expand nvlddmkm.sy_ nvlddmkm.sys
今回は問題のあったドライバだけを組み込んでみますのでこのファイルのみ展開しました。
成功手順
- Vista 上で Windows 7 RC の ISO イメージを C:\Win7 に展開*1
- Vista 上で C:\Win7\setup.exe から 7 のインストーラーを起動 (DVD からブートしない)
- 更新をダウンロードする
- ドライバの指定で新しいドライバを読み込むようにする
- Vista とは別のディスクにインストール開始
- インストールが進行し、自動的に再起動。
- いつもならここでブルースクリーンになるが今回は無事進行。
- Windows の設定まですすみ、ユーザー名などを入力して無事終了。
といったかんじです。
手順がかなり違うので成功した理由はドライバの変更だけではないかもしれませんが、とりあえず今回は成功しました。
これからいろいろ遊んでみる予定です。