粉瘤(ふんりゅう, アテローマ)体験

結論を先に書きます。できものができたら痛くなくてもすぐ医者に行きましょう。良性腫瘍なのでとるかとらないかは自由です。しかしあえて書きますが粉瘤は治療しなければなりません。一刻も早く治療(手術)しましょう。

粉瘤(ふんりゅう、アテローマ)を経験しました。昔からお尻にできもの(ニキビ程度の小さなもの)ができやすく、特に気にしていなかったのですが、2〜3ヶ月ほど前から、小さなニキビのようなものがだんだん大きくなってきていて気になっていました。とはいっても痛くもかゆくもないのでそのまま放置して過ごしていました。
しかし先日、突然そのできものが痛み出し、ずきずきして夜眠れなかったので翌日に皮膚科へ行きました。皮膚科では特に何も言われず、抗生物質と軟膏*1を処方されました。
それでも痛みは治まらず、それどころかひどくなっていき、2日後にはぼっこりふくれていました。その夜、といっても次の日の午前5時頃、あまりの痛みに目が覚めたとき、お尻のできものが破裂し、膿を出していました。触っても痛いので、とりあえず朝がくるまで膿を垂れ流し続けました。すごく痛くてどうしようもありませんでした。
朝がきてすぐ、病院へ行きました。その日は休日で前回の皮膚科がお休みでしたので総合病院へ行きました*2。そこでは「ひどい状況だ、今日は応急処置しかできない」といわれました。そこで初めて粉瘤だとわかりました。何でもいいから早くしてくれ!と思いながら処置をまっていると、いきなりズブリと何かを刺されました*3。その後、何度もズブリと刺され、できものをえぐられました。お尻のほっぺの奥まで入ってきて、あまりの痛さに叫んでしまいました。拷問を受けているかのようでした。これは本当に痛いです。こんなのは二度とごめんです。
粉瘤の中身が体内に漏れたため、炎症を起こして膿が出ていたのです。体内に老廃物が漏れた粉瘤のことを感染性粉瘤というそうです。
半分程度出したあたりでしょうか、「今日はこれくらいだ、明日また来なさい」といわれました。正直もう二度ときたくなかったです。あの痛みを考えただけで震えました。
翌日、ある程度痛みは引いていましたが、残りを出し切るために病院へ行きました。病院では局所麻酔をうたれましたが、炎症を起こしているせいか、ほとんど効いていませんでした。穴を開けるために何か道具を使っていますが、どうなっているかは場所が場所なだけにみることはできませんでした。とにかく痛かったです。繰り返しますが麻酔はほとんど効いていません。穴を開けた後、中身を洗浄し、終了。といった感じでした。
2日後、再び病院で洗浄しました。これがまた痛いのです。そしてさらに2日後、病院へいくと、ある程度腫れが引いたみたいなので、様子を見ることになりました。その日からシャワーの許可がでて、家では傷口の消毒をして絆創膏を貼るようにいわれました。
一週間後に再び通院し、傷口はある程度治ってきていて、腫れも治まったのでしばらく病院には来なくてもいいそうです。しかし、粉瘤の袋をとっていないので、再び粉瘤がふくれてきたら通院しなさいとのことでした。

このように、粉瘤が体内に漏れてしまうと、免疫が反応炎症を起こすため、非常にやっかいなことになります。粉瘤はある程度わかるくらい大きくなったら病院へ行きましょう。痛くないうちに手術をしてとってもらうべきです。この爆弾はいつ爆発するかわかりません。爆発してからの方がやっかいなのでその前に摘出することを強くおすすめします

粉瘤摘出手術についても書くと思いますので次回に続くとしておきます。

*1:炎症を抑えるもの

*2:形成外科になりました

*3:最初の一撃が麻酔だったかどうかわかりませんが、麻酔だったとしたら、麻酔は全く効いていませんでした